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2009年12月

2009年12月 8日 (火)

親愛なるアナタへ

  2006年。唄(ことば)が生まれたことは、Photo_6

あの日の出会いが

純粋だったから・・・

あの人に届けたくて、

加計呂麻のあの人を想い、一緒に過ごした時間をたよりに、

滴が落ちるかのように、何度も、何度も木霊した

年齢や過ごした時間、生きてきた場所・・・

    すべてを包み

  足裏の質感よりも、手触りより遥か遠く、深く、

      繋がっている

今も、あなたは私の中に居て、出逢った日々が深く刻まれている、

私が悩み、苦しむと、いつだって輝き、傍に居てくれる

今もあなたは私の中にある。

心の眼、祈り、

時には波になり、風、石、鳥  ・・・・姿を変え、

傍に居てくれる

眼差しの向こう側には、力強い生命(いのち)と私への配慮が含まれている

ありがとう、ありがとう、

「シュナリ(潮鳴り)」

「響いたことに真っ直ぐに」

「マブライ」

奄美、アナタからいただいた宝物、

あの光に、私なりに応えたい

青く光る月はハルさんと創造した作品

ハルさんは私に視線と心で語りかけた、当時102歳

響き合える時間がお互いに流れている、

今も

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2009年12月 2日 (水)

奄美の祭事「シバサシ」宇検村阿室集落

シバサシ 宇検村阿室

大きいノロの存在、集落の伝統行事やまとまりに不可欠

104日(旧歴816日)午前5時。宇検村阿室。まだ明けきらぬシマ(集落)では「シバサシ」が始まっていた。

八月初丙の日のアラセツから7日後の壬の日に行われる伝統行事。

シマの中央にあるミャー(祭り広場)の土俵脇に真っ赤な火が灯され、チヂン(小太鼓)と八月踊り唄が響き渡る。

「アラシャゲ」で始まり土俵を囲んで「芦検坊々ぜ」「柳葉」「キューヤ(喜界)湾泊」の4曲を東の空が明けるまで唄い、踊った。合間にはお茶、焼酎、塩、イカの干物が配られた。

阿室は30世帯67人。三方を山々に囲まれ、集落の奥まったところにわずかに畑が残る。隣りの平田集落の境にある神山にはシマタテガナシがあり、ミャーの近くには1916(大正5)年に大火で焼失した女夫松の後に植えられた松の巨木やアシャゲ、トネヤ、カミミチ、そして宿泊施設完備の公民館がある。

シバサシは節行事の一つ。

住家や家畜小屋の軒先、畑などにシバを挿すことから「柴挿し」と呼ばれる。アラセツとシバサシの日は松明を灯し、朝5時から踊りはじめ、その間の5日間は夜の8時ごろから1時間以上連日踊る。昨年までは午前4時から始まっていたという。

Photo_2

シバサシギンを拝む家は前日のまだ明るいうちに高膳にミシャク、焼酎を線香3本を供える。盆に迎える先祖は線香2本。祖先とシバサシの神様では線香の数が違う。代々父系列で相続され、その家の主婦が拝む。

門口で藁束で迎え火を焚き、チカラグサでたたいて炎を消し、煙を立ててコーソガナシ(祖先の神様)を迎える。

家々の四隅にススキを挿して悪霊払いをし、シバサシギン(ハブラギンなどと呼ぶ)、カミギン(神衣)、カカン(スカート)、サジ(鉢巻のような長い布)、ドギン(胴衣)などを取り出して、五穀豊穣祈願とシバサシの神様を祀る。年に一回の伝統行事。現在は6軒の家で行われており、各家々では45枚のシバサシギンを東の方向に供えて拝む。

写真・文 山中順子

南海日日新聞10月10日掲載よりhttp://www.nankainn.com/

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